阪神・島本 虎の平成生まれ投手初のセーブ「梅野さんがすごい喜んでくれた」
「交流戦、ロッテ3-4阪神」(6日、ZOZOマリンスタジアム)
阪神が今季7度目の延長戦を制し、貯金を今季最多タイの6。首位・広島とのゲーム差を再び3に縮めた。延長十回を締めた島本浩也投手(26)がプロ初セーブを挙げた。
プロ9年目の左腕が試合を締めくくった。1点リードで迎えたしびれる場面で、今季23試合目の登板。先頭の香月は二遊間に鋭い当たりを許したが、糸原の好プレーに救われた。続く中村はストライクゾーンからボールへ鋭く落ちる135キロフォークで空振り三振に。最後は岡を直球で押し込み、右翼への飛球に仕留めた。
5月8日のヤクルト戦(神宮)では、延長十二回にリードを守れなかった左腕。苦い経験を糧にして、猛虎の平成生まれ投手初のセーブとなった。「梅野さんがすごい喜んでくれた。余計にうれしくなりました」。女房役の梅野と力強く抱き合い、勝利の喜びを分かち合った。
矢野監督は「あの(島本が抑えた延長十回の)1イニング、どんなんか分かる?ほんまに」と興奮を抑えきれなかった。