高山の代打サヨナラ満塁弾で2位浮上! 甲子園でのG戦連敗9で止める

延長12回、サヨナラ満塁本塁打を放つ阪神・高山俊=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神8-4巨人」(29日、甲子園球場)

 阪神は今季5度目のサヨナラ勝ち。十二回、1死満塁の絶好機で代打・高山が右翼席へ劇的な1号満塁弾を放った。痛快な逆転勝利で、巨人と入れ替わって2位に浮上した。

 甲子園での巨人戦の連敗も9でストップ(1分け挟む)。前カードからは対巨人3連勝とし、虎党の六甲おろしが鳴り響いた。

 ドラマは最終盤に待っていた。十二回、1死満塁から矢野監督がベンチを出て、代打・高山を告げた。池田に対し、3球目を強振。右翼席へ1号満塁弾を放ち、試合を決めた。

 劣勢を跳ね返した。2点ビハインドの八回、2死一塁。マルテが沢村の初球を振り抜き、同点の5号2ラン。ひと振りで振り出しに戻した。

 十一回はマルテが口火を切り、来日初の猛打賞となる左前打で出塁。植田の犠打が野選となり、無死一、二塁と好機が拡大した。暴投、申告敬遠、ドラフト1位・近本が浅い中飛で1死満塁。代打・鳥谷は空振り三振。糸井も中飛に倒れた。嫌な気配が漂ったが、十二回に歓喜が待っていた。

 投手陣は九回からドリス、ジョンソン、能見、藤川が無失点リリーフ。サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 巨人は痛恨の逆転負けとなった。丸が移籍後初の1試合2発、坂本勇が通算200号となる17号ソロ。十一回は高木が無死満塁のピンチをしのいだが、十二回に池田が踏ん張れなかった。貯金4、3位転落となった。

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