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糸原サヨナラ打ァ!最高や甲子園3連勝 万歳サン唱!背番号33が決めた

 「阪神1-0ヤクルト」(23日、甲子園球場)

 快音と軌道に心が躍った。阪神・糸原健斗内野手(26)が九回1死満塁から、右越えにサヨナラ打。今季4度目のサヨナラ勝ちで今季3度目の同一カード3連勝を飾り、貯金を今季最多タイの3とした。11試合ぶりにスタメンを外れた悔しさをバットにぶつけた主将。カッコいいぜ。

 バットを振り抜いた瞬間、糸原が右拳を突き上げる。一塁ベースを回ると、笑顔でベンチを振り向いた。歓喜のウオーターシャワー。両手を広げて待つ矢野監督に、飛び付いて感情を爆発させた。「よくやった、よくやったな」-。11試合ぶりにスタメン落ちした悔しさを結果で晴らした。

 ハイライトは九回だ。表のピンチをしのぎ、迎えた裏の攻撃。1死から連続四球で一、二塁とすると、続く北條がしぶとく三遊間を抜いた。ネクストから戦況を見届けた主将は「俺が絶対に決めてやる」と心に秘め、ゆっくりと打席に向かった。ナインの熱い思いを、背中に感じながら。

 「北條がつないでくれた。絶対に打ってやると思っていました」

 ヤクルト・マクガフに1-1から、2球ファウルで粘る。5球目、内角の146キロをフルスイングした。芯を食った打球は右中間を真っ二つ。2017年7月9日の巨人戦以来2度目、主将として初のサヨナラ打。矢野監督も「決めてくれると思った。素晴らしいバッティング」と絶賛した。背中で示した一振りだった。

 左胸に光る「C」のキャプテンマーク。26歳は「重いです」と肩をすくめる。阪神では鳥谷や、福留らが背負ったシンボル。3年目の就任は球団最速だ。だが、異論が出なかったところに人柄がにじむ。明大の1年後輩だった坂本は「全く変わらない」と笑う。「糸さんなら何とかしてくれる。いつもそう思ってました」。主将就任後、糸原は変わらない姿を自分に課した。

 「凡打でも全力疾走するとか、球際の抜けそうな打球に対して、飛び付くことだったり。必ず誰かが見ていると思う。一生懸命さは大切にしています」

 サヨナラ勝利の余韻は一瞬。試合を振り返れば反省の言葉が口を突く。六回、高橋遥の代打で出場。中飛に倒れ、後輩に勝利をプレゼントできなかった。「本当は遥人に勝ちを付けてあげたかった」。ブレない姿、ありのままの姿が新たな息吹を生む。3連勝で貯金3。悔しさをバネに、期待を力に、主将がチームを勝利に導いていく。

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