岩田6回1失点 2年ぶり甲子園勝利ならずも「何とか先発の役割を」

 「阪神-ヤクルト」(22日、甲子園球場)

 阪神先発の岩田稔投手が6回1失点の好投。2017年7月2日のDeNA戦以来2年ぶりとなる甲子園での勝利こそならなかったが、ベテランらしい落ち着いた投球でゲームをつくった。

 毎回ランナーを背負う苦しいピッチング。初回は左安打の山田を一塁けん制死。1死満塁のピンチを迎えた二回、1死一、二塁の三回はともに内野ゴロでの併殺に仕留めて、スコアボードに0を並べていった。

 四回先頭のバレンティンに同点本塁を浴びたがその後の1死満塁のピンチでは再び踏ん張って最少失点に踏ん張った。「球数、四球が多くなってしまいましたが、要所要所をゴロで打ち取る自分の持ち味を出すことはできた。何とか最少失点で先発の役割を果たすことはできました」。そう言って胸を張った。

 岩田は前回8日の同戦(神宮)では、青木に頭部死球を与えて危険球退場。5回2/3を投げ、無失点で無念の途中降板。今回も好投しながら勝ち星はつかめず、これで登板4試合連続で勝敗がついていない。

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