藤浪、志願の67日ぶり実戦登板 「しっくり」2段モーションで復調の兆し9球

 先発し、1回無安打無失点1奪三振と好投した藤浪(撮影・関谷文哉)
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 「ウエスタン、広島6-7阪神」(18日、由宇球場)

 背番号19がマウンドに帰ってきた。阪神・藤浪晋太郎投手(25)が18日、ウエスタン・広島戦(由宇)で67日ぶりに実戦復帰。先発して1回無安打無失点、1奪三振と好投した。フォームや投球感覚などを2軍で模索し続けた右腕が、3月12日・中日戦(ナゴヤドーム)以来の実戦登板で、確かな光を放った。

 冷たい風が吹き、雨が降りしきる由宇で藤浪が一歩ずつ、ゆっくりとマウンドへ歩みを進めていった。2カ月間、投球フォームの感覚を探ってきた右腕。直球にカットボールなどを織り交ぜた1イニング9球に、復調の兆しが見えた。

 「9球しか投げていない中、問題なく投げられたのでそれは良かったかなと思います」

 天候の悪さを切り裂くように、目いっぱい腕を振った。最初に対峙したのはドラフト1位の左打者・小園(報徳学園)だ。1球目、外角に直球を投じ、左飛に抑え込んだ。鯉のゴールデンルーキーは「1球だけでしたけど、真っすぐの威力がすごい」と驚嘆した。

 その後も左打者が続いた。大盛には6球を要したが、空振り三振。3番・林には投手方向に高く叩きつけられた。この打球を藤浪はジャンプ一番でさばき、三者凡退に抑えた。

 前日は鳴尾浜で調整。キャッチボールなどをこなし、感覚が良好なことから藤浪が安藤2軍育成コーチに「投げたい」という意思を伝えたという。2軍首脳陣が話し合い、急きょ17日夜に由宇入り。一夜明けた朝、平田2軍監督が藤浪に先発を任せる決断をした。

 この日はセットポジションからの2段モーションを披露。「2段ってほど意識をしている訳ではないが、力を抜いて投げられるタイミングだったので。しっくりきているかな」。最速も148キロ。手応えを示し、充実感をにじませた。

 鳴尾浜でのブルペンで受け手を担うこともあった原口が、先発マスクをかぶった。実戦で久々にバッテリーを組み、初回を3人で抑えると藤浪と笑顔でベンチへと戻った。

 甲子園で一報を聞いた矢野監督は「甲子園で、いい顔で晋太郎が投げる姿っていうのが今一番、求めていることなので。第一歩を踏んだっていうところでいいんじゃないの」とコメント。平田2軍監督は「十分だよ。また一歩前進したね。これからは先発として伸ばしていければ」と今後に期待した。

 「とりあえずマウンドに上がることができた。徐々にやっていきたい」と藤浪。一歩ずつ、着実に聖地のマウンドを目指していく。

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