ドラ3木浪、開幕1軍当確 3安打に即答!矢野監督「外す理由ない」実戦26の14

 「プロアマ交流戦、阪神5-5奈良学園大」(6日、鳴尾浜球場)

 阪神ドラフト3位の木浪聖也内野手(24)=ホンダ=が6日、開幕1軍に当確ランプをともした。奈良学園大とのプロアマ交流戦で3打数3安打を記録し、矢野燿大監督(50)は「(開幕1軍から)外す理由がない」と明言。今後のオープン戦で、各チームの主力投手からも結果を残せば、チームでは16年の高山以来となる開幕スタメンの可能性も高まってくる。

 また打った。どんな環境でも、どんな相手でも結果を残す。木浪は新人離れした対応力で、開幕1軍切符を手中に収めた。

 矢野監督はドラフト3位ルーキーの開幕1軍の可能性を問われると即答した。

 「外す理由がないでしょ。今のままじゃ」

 木浪はプロアマ交流戦の奈良学園大戦に「3番・三塁」で先発。今秋ドラフト候補の最速146キロ左腕・菅田に対して、初回無死一、二塁は左翼線へ先制の適時二塁打。三回1死は詰まりながらも三塁手の頭上を越す打球で二塁へ。五回2死一塁では一塁線を破る適時二塁打を放った。

 「今はアピールするしかない。1試合(1本を)打つということがアピールになると思う」

 相手が大学生ということもあって、謙虚な姿勢を崩さなかったが、関係者席で視察した矢野監督は「よう打つね。レベルで言えば高くはない中でも結果を残すというのは、それはそれで評価する」と声をはずませた。

 元々は守備力への評価が高い即戦力候補だった。だが、宜野座キャンプで評価が一変。今年の初実戦となった7日の紅白戦で決勝3ラン。この一発をきっかけに実戦で9試合連続安打を放った。

 実戦は11試合で26打数14安打、打率・538。相手のエースやローテ投手とほとんど対戦していないとはいえ、初見の相手から結果を残してきた。

 守備も本職の遊撃だけではなく、一塁、二塁、三塁と内野はどこでもこなせる器用さを持つ。守備から途中出場しても、打撃で期待できる点は、1軍戦力として大きなプラスポイントとなる。

 8日の楽天戦(倉敷)にも帯同予定。今後の主力投手との対戦で結果を残せば、16年の高山以来となる開幕スタメンも現実味を帯びてくる。

 ドラフト1位の近本(大阪ガス)も結果を残しており、2人同時に3月29日の開幕・ヤクルト戦(京セラドーム)にスタメン出場する可能性もある。新人2人が開幕戦に先発すれば、72年の中村勝広、望月充以来、47年ぶりとなる。快挙を目指し、木浪の挑戦は続く。

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