江夏氏がキャンプ視察 藤川のブルペン投球に「ボールが若い」
「阪神春季キャンプ」(15日、宜野座)
OBの江夏豊氏(70)が視察に訪れた。通算206勝、193セーブのレジェンド左腕は、到着するやいなやブルペンに直行。「オレはブルペンしか見ることがない」と、真っ黒なサングラス越しに投手陣の状態をチェックした。
これまでOBや評論家として、2016年には臨時コーチとしても助言。この日は抑えに再挑戦する藤川の球筋を、捕手後方のネット越しから見守った。視察後は「ボールが若いよな。年々若返っている。異常体質だよ」と驚きの表情。「エースと抑え、4番は日本人に期待したい」などと話した。
また、矢野監督ともあいさつをかわし、「巨人と阪神が低迷すれば、日本のプロ野球は盛り上がらない。東は巨人、西は阪神。その両チームがセ・リーグを、日本のプロ野球を引っ張っていく形が一番盛り上がる。それは自分がプロ野球界に半世紀かな、接してきて感じたこと」と、最下位からの巻き返しを期待していた。