糸井が甲子園自主トレ オリ時代の盟友・西と初遭遇「2桁は勝ってくれる」

自主トレ前、(右から)阪神・藤浪晋太郎、阪神・西勇輝と握手を交わす阪神・糸井嘉男=甲子園(撮影・田中太一)
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 阪神の糸井嘉男外野手(37)が25日、兵庫・西宮市内の甲子園球場で自主トレを公開した。練習開始前にはグラウンドで、FAで加入した西勇輝投手に初遭遇。握手とハイタッチを交わし「会いたくなかったんですけどね」と冗談で笑わせた後、「元チームメートですし。お久しぶりです。2桁は勝ってくれると思うので」と期待した。

 この日は、屋外でランニングキャッチボールを行った後、室内練習場に移動して打撃練習などのメニューを消化。FA移籍3年目となるシーズンに向けて「毎年、キャリアハイを目指しているので。矢野さんを胴上げしたい。それだけですね」と誓いを立てた。

 今オフは年明けの自主トレ拠点を、初めて沖縄に変更。ソフトバンク・柳田やオリックスの吉田正ら、球界を代表する左の強打者とともに約2週間、走り込み、打ち込みに重点を置いて汗を流してきた。

 昨季は6月30日のヤクルト戦で右膝付近に死球を受け、「右足腓骨骨折」。9月21日の広島戦ではダイビングキャッチを試みた際に「左肩腱板の部分損傷」し、2度の離脱となった。それでも打率・308、16本塁打はチームトップの成績。68打点は福留に次ぐ数字だった。

 それでも移籍初年度の114試合、昨季は119試合の出場にとどまるだけに、「全試合に出てチームに貢献したい」という思いは強い。インタビューの最後にはマウンドをみつめ「(胴上げの)イメージはできているんですけどね。頑張ります」と糸井。38歳シーズンの進化、キャリアハイで、チームを14年ぶりの頂点に導く。

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