望月センセーの夢は「東京五輪出場」 第一歩「平成のうちに1勝」

 スーツ姿で夢を語る姿は、頼もしさにあふれていた。阪神の望月惇志投手(21)が20日、日本プロ野球選手会、JFAこころのプロジェクト夢の教室「ユメセン」に出演。川崎市立菅生小学校で子どもたちと一緒に時間を過ごし、「東京五輪出場」を自身の今後の夢に掲げた。

 未来を担う子どもたちを前に、自然と言葉は熱を帯びた。望月が教室で大きな夢を発表した。「東京五輪の試合で投げること」。2年後に迫った国際大会の最高峰。その舞台に立つことは入団した15年から脳裏に描いていた。「(東京五輪が)ぴったり5年後だったので、5年後にあるのはオリンピックでしたし、そこに向かってやっていきたいなという思いはあります」

 そのためには、来季のさらなる活躍が必要不可欠。「1年間、1軍でプレーしないことにはそこにはつながってこないと思いますし」と1軍完走に語気を強める。さらに、来年5月から新元号となるため「平成のうちに1勝したいですね。先発としてというか、1勝したい」とハードルを設定した。

 授業の最後には、クラスの全員と固く握手を交わした。明確な自己計画と目標達成への努力。21歳の若武者が夢を現実にしていく。

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