西が入団会見 矢野監督「甲子園で思い切りのびのび投げて」【一問一答】
FA権を行使してオリックスから阪神への入団を表明していた西勇輝投手(28)が14日、大阪市内での入団会見に出席。新天地でのプレーに向けて「甲子園を熱くできたらと思います」と決意を示した。ラブコールを送り続けた西の加入に、矢野燿大監督も「うれしさと感謝」と喜びを語った。
【以下、会見での揚塩社長、矢野監督の一問一答】
(まず、揚塩球団社長からあいさつ)
揚塩球団社長「西投手は非常にクレバーな投手。強打者が揃っているパ・リーグにおいて、長年活躍を続けたパ・リーグを代表する投手です。抜群のコントロール、投球術に加えけん制、フィールディング技術など、大変優れており、若手投手の多い当球団において、お手本になってくれる選手だと認識しております。その西選手が阪神タイガースに入団してくれることを、大変うれしく思っております」
(矢野監督への質疑応答に移り)
-入団が決まった。今の心境は?
矢野監督「うれしいですし、ホッとしているというか。本当にたくさんの球団が興味を持っていた投手なので、本当に来てくれるのかなという不安はありましたけど、本当に来てくれたので、うれしさと、感謝してます」
-改めて、西へかけた言葉は?
「特に、ありがとうと、といったかもしれませんが。気の利いたことは言っていないと思いますけど」
-西に期待する部分は?
「本当に欠点が見えにくい、総合的にコントロールも球のキレ、球の球種、けん制、フィールディング全てに置いてレベルの高いピッチャー。勝ってくれてチームに対しての影響というか。若い選手も凄く勉強になってくると思うので」
-来季はどんな活躍を期待するか?
「勝ち(星)では12(勝)がマックスの数字だったんだと思いますけど、13は勝って欲しい。13以上勝ってくれて、その頑張りが若手にも影響を及ぼすと思うのでね。凄く最初は気を遣ったりするとは思いますけど、西らしく、のびのびとやってくれて、数字もついてくると思うので期待しています」
-甲子園で活躍するためには?
「甲子園球場だけではないですけど、ある程度、懐に突っ込むことが必要な時は必要ですし。まぁ、全て出来るのでね、緩急を使えるのも大きいですし。自分がキャッチャーで受けてみたい。緩急も使えて、色々話し合いながら。もしかしたら、キャッチャーもそういう部分で新しい発想であったり、あるのかなと。受けていて本当に楽しいピッチャーだと思うので、余り広くない球場もありますけど、甲子園で思い切ってのびのびと投げてくれたらと思います」
-チームへの影響は?
「ベテランも元気ですし、中堅もいるんですけど、中堅を引っ張っていってもらうような。それを背負わせるつもりは、もちろんないですけど、西らしくやっていってもらうことが、中堅へのリーダー的なものになっていくんだと思います。西らしくやってもらえたら」