阪神、韓国席巻の先発右腕に照準 フランコフ&リンドブロムをリストアップ

 阪神が来季の新外国人先発投手候補として、韓国プロ野球で今季最多勝に輝いたセス・フランコフ投手(30)、同最優秀防御率のジョシュ・リンドブロム投手(31)=ともに斗山=をリストアップしていることが22日、分かった。当初は先発左腕獲得を主軸としていたが、矢野新体制で岩崎、能見らを先発へ配置転換する案を検討しており、外国人の先発補強は左右を限定せずに獲得調査を進めていく方針に切り替えた。ともに実績十分で、期待値は高い。

 矢野新体制に変わり、外国人の補強戦略も転換した。当初は先発左腕を中心にリストアップ作業を進めてきたが、球団幹部は「右の先発でもいいかもしれないという形になってきている」と明言。投手陣の立て直しへ、左右を限定せず“勝てる投手”を最優先に調査を進める方針だ。

 その中で「2人は候補です」と同幹部が認めたのが韓国・斗山で優勝の原動力になったフランコフとリンドブロム。フランコフは今季18勝をマークして最多勝を獲得した右腕。ハードシンカーを主体とした投球スタイルで、スライダーで横の揺さぶり、カーブで緩急をつける投球術を駆使して結果を残した。

 中4日など短い登板間隔でフル回転できるスタミナもあり、勝率・857もリーグトップ。日本球界にはいないタイプであり、成功する要素を秘めている。

 リンドブロムは195センチ、105キロの恵まれた体格から投げ下ろす本格派の右腕。最優秀防御率のタイトルを手中に収め、26試合の先発でクオリティースタート(6回以上自責点3以内)を達成したのは実に21回。抜群の安定感は折り紙付きで、打高投低と言われる韓国プロ野球界で結果を残してきた事実は確かな判断材料になる。

 矢野新監督の誕生後、球団事務所で数回にわたって編成会議が開かれてきた。外国人選手やドラフト候補選手の映像を確認し、現有戦力についても協議を重ねてきた。

 そこで一つの案として、岩崎、能見ら今季リリーフとして活躍した左腕を本人の希望を聞いた上で、先発へ配置転換する案が浮上。救援陣には飯田、島本らファームで育ててきた選手を置く方針で、外国人の先発補強を左腕に限定する必要が薄れてきた背景がある。

 阪神は球団スタッフが8月に渡韓して、両右腕の映像を収めており、リンドブロムは日本球界への移籍を希望していると言われる。11月に入れば米国でもFAの選手が公示されていく。最下位からの巻き返しへ急務とされる投手陣の立て直し。そこにはまる大切なピースを探していく。

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