“雨男”岩貞、スライドOK「苦手意識ない」 前回7球降板…好投で悪夢払しょくや

 阪神の岩貞祐太投手(26)が、6日のDeNA戦(甲子園)に先発する。当初は5日の中日戦に先発予定だったが、雨天中止の影響で変更。今季、予告先発された試合の中止は4度目で、スライド登板は2度目。「苦手意識はない」と、ベイ斬りで4勝目を誓った。

 「今年は雨ばっかりで…。仕方ないです」

 断続的に降り続く豪雨。午後1時に早々と中止が決まった。左腕はブルペンに入って調整。すぐに気持ちを切り替えた。6月8日のロッテ戦(甲子園)が雨天中止となり、翌9日の同戦にスライド。7回を無失点と影響を感じさせなかった。チームとしても今季、雨天中止翌戦は9戦負けなしだ。

 DeNA戦は今季2度目の登板。前回5月16日の対戦(甲子園)では5回4失点で黒星を喫した。通算でも10試合の登板で、5勝5敗ながら防御率は2・40。苦手意識もない。「(対戦)相手は変わりますけど、捕手と配球を考えて、しっかりと準備したいです」。万全の態勢を整えた上でカード初戦に挑む。

 監督推薦で2度目の球宴に出場する。選出後初で、前半戦最後の登板。勝って後半戦に弾みを付けたい。「与えられた試合に全力で投げていく」。前回6月30日のヤクルト戦の初回、青木の右側頭部への死球で、危険球退場した。7球降板から中5日のマウンド。悪夢を払しょくする。

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