球児、満塁ピンチで執念“火の玉ストレート” 七回1イニングを0封

 「ヤクルト-阪神」(1日、神宮球場)

 阪神の2番手、藤川球児投手が自ら招いたピンチを執念の火の玉ストレートで0点で抑えた。

 6-3で迎えた七回に先発・小野の後を受けて登板すると、先頭の代打・田代、続く西浦から連続で三振を奪った。しかし、続く坂口の一塁へのゴロが内野安打になり、山田哲には変化球を左翼に運ばれ一、二塁に。バレンティンには四球を出して2死満塁となった。

 一発が出れば逆転という大ピンチで迎えたのは雄平。3ボール1ストライクとボール先行から、5球目は147キロの速球でファウルを打たせてフルカウント。最後は再び147キロの速球で詰まらせ、右飛に打ち取った。

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