阪神が15安打15得点の猛攻で快勝 緊急登板の才木がプロ2勝目

15点大勝に喜ぶ阪神ナイン=神宮球場(撮影・園田高夫)
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 「ヤクルト7-15阪神」(30日、神宮球場)

 阪神が15安打15得点の猛攻でヤクルトに快勝した。3月30日の開幕・巨人戦、翌31日の同戦に次ぐ、今季3度目の先発野手全員安打。先発・岩貞の危険球退場を受けて、初回無死一、二塁から緊急登板した才木が、6回98球、3安打無失点でプロ2勝目を手にした。

 試合は初回、ヤクルト先発・ハフを攻めて、打者9人の猛攻で6点を先制した。無死一、三塁で3番・福留。2ストライクと追い込まれてから3球目、内角の144キロを狙うと、打球はしぶとく二遊間を抜けた。6試合連続安打となる中前適時打で先制。続く糸井は右翼線に適時二塁打を放った。さらに陽川が三ゴロ、俊介が四球で1死満塁。北條が走者一層となる左越え三塁打でこの回、一気に6点を先制した。

 だが、アクシデントはその直後、初回のマウンドだった。先発の岩貞が青木の右側頭部に危険球を投げ、早々と退場を余儀なくされた。危険球退場は初めて。才木は急いで肩を作ると、山田にはストレートの四球を与え満塁としたが、続くバレンティンを三ゴロに。畠山は二飛に抑えると、最後は坂口を遊飛に仕留めて、最少失点でピンチを切り抜けた。

 二回以降も安定した投球でスコアボードに0を並べた。7奪三振、最速150キロの直球で、ヤクルト打線を完全に封じた。

 攻撃は二回に3点を追加すると、五回にも4点を奪って13得点。今季3度目の先発野手全員安打、北條は自己最多の4打点で勝利に貢献した。また、プロ2度目のスタメン出場となったドラフト3位・熊谷(立大)が、プロ初タイムリーを含む2安打2打点と活躍。

 才木は5月27日の巨人戦(甲子園)で初勝利を挙げて以来、約1カ月ぶりのプロ2勝目をつかんだ。七回にはマテオが山田哲に2ラン、九回には伊藤和が畠山に中堅へ満塁弾を運ばれるなどリリーフ陣が不安を残した。

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