ロサリオ再生へ矢野2軍監督“捕手目線”伝授だ 6日にも打撃練習解禁

 打撃不振で3日に出場選手登録を抹消された阪神のウィリン・ロサリオ内野手(29)が5日、鳴尾浜で2軍本隊に合流した。金本監督から3日間の“打撃禁止令”を受けており、この日はノックなど軽めの調整。助っ人の再生へ矢野2軍監督は、ヤクルト・バレンティン、DeNA・ラミレス監督らNPBでの成功例を基に“捕手目線”からの助言を送る考えを示した。

 再スタートを切った。自身の愛称「トロ(闘牛)」を連想させる牛のデザインがプリントされたTシャツ姿。「いつも通りしっかり練習して状態を戻して。しっかり直しながら状態を上げたい」。ロサリオが鳴尾浜で再起への一歩を踏み出した。

 自身を見つめ直しながら本来の力を取り戻していく。金本監督から受けたのは、リフレッシュも兼ねての3日間の“打撃禁止令”。この日はバットを振らず、三塁の位置でノックを受けたほか、ウエートで汗を流した。

 ロサリオの昇格メドについて矢野2軍監督は「1軍に行けるというところまでやる必要がある。期待されている訳だから、気持ちをフラットにするのは大事」と説明。メンタル面を考慮しながら1軍復帰への道を探る。

 同時に“対ロサリオ”の視点でも協力していく考えだ。外角低めの変化球に苦しめられる姿が目立ち、ここまで48試合で打率・230、4本塁打、22打点。「捕手目線で(ロサリオを)どう攻めるという話をできれば」と矢野2軍監督。相手バッテリーの配球傾向を共に追求する。

 日本での成功例も教材にする。矢野2軍監督は「外国人選手で、最初から打つ人も結構いるけど、苦労してから上がって長くやる選手も多い。ラミレスとかバレンティンとか」とロサリオと似た境遇から活躍した助っ人の名を列挙。「活躍している外国人選手は捕手と勝負しているというか、頭がいいというか。考えながら打っている人が成功している。そういうことを話したい」と成功例を挙げ、モチベーションにつなげる。

 しばしの充電を経て臨む2軍での再生への道。2日の西武戦後に帰阪してから2日間を休養に充てたロサリオ。「家でしっかり休んだし、頭の中も整理しながら過ごせた」。6日にも打撃練習を再開する方向。必ず本調子を取り戻し、1軍へ戻る。

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