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能見、中継ぎへ配置転換 39歳で新境地で復権へ 安藤、福原に続く

精力的にダッシュで汗を流す能見(撮影・山口登)
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 2軍で再調整中の阪神・能見篤史投手(39)が、6月1日からのウエスタン・ソフトバンク戦(筑後)で中継ぎ起用されることが30日、分かった。1軍のブルペンは左投手が手薄な現状で、香田投手コーチとの話し合いで決定された。交流戦は本拠地で連敗発進。チームの肝を埋めるべく、ベテラン左腕の“中継ぎテスト”が実施される。

 経験豊富な背番号14に、大きな決断が下された。中継ぎへの配置転換が決まった能見は、自らに言い聞かせるように口を開いた。「やれることをしっかりやるだけなので」。この日、香田投手コーチが鳴尾浜に足を運び、能見と話し合う中で、起用方針が固まった。

 金村投手コーチは「連投とかのテストになる。ショートイニングのパフォーマンスをしっかり出せるのかだったり。次の日の疲労も確認する。いきなりこっち(1軍)に来てもね」と、まずは2軍で実戦を重ねさせる方向性を明かした。

 矢野2軍監督は「経験もあるし、球数も投げないと(肩を)作れないピッチャーじゃないと思う」と適性について言及。「年齢的にも連投とかはやってみないと分からないけど、逆に言うと、そこで“新しい能見”を出して」と期待を寄せた。

 今季は開幕ローテ入りしたものの、3試合で0勝2敗。前回登板した11日の広島戦(マツダ)では4回9失点と精彩を欠いていた。だが近年の阪神では、先発を務めていた安藤や福原が配置転換されたリリーフで成功を収めてチームを支えた過去がある。

 矢野2軍監督は「晩年の安藤や福原じゃないけど、中継ぎで違う能見を見られるかもしれないし。新たなチャレンジといえば大げさだけど、やっていってくれたら」と背中を押す。

 また現在の1軍の状況に目を向ければ、昨季60試合登板クインテットを形成した高橋聡、マテオが故障離脱している。30日のソフトバンク戦は7人のリリーフ陣をブルペンに配置したが、うち左腕は岩崎1人だけ。岩崎自身も昨季の蓄積疲労が残る影響か、防御率3・50と抜群の安定感を誇っているとは言いがたい。

 先発陣の踏ん張りで、大きな不安を露呈しているわけではないが、救援左腕は手当てが必要なポジション。金本監督は、ブルペンの力になって欲しいか、との問いに「イエス!」と力強くうなずいた。28日に39歳を迎えた左腕。虎の屋台骨を支える挑戦が始まる。

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