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才木、プロ初星 歴史的G斬り!10代投手の巨人戦でのプロ初勝利は球団初

 プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔を見せる才木(撮影・高部洋祐)
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 「阪神9-1巨人」(27日、甲子園球場)

 あっぱれな19歳や!プロ2度目の先発となった阪神・才木浩人投手が6回を散発2安打無失点。巨人打線を相手に堂々の95球でプロ初白星を挙げた。10代投手で巨人戦でのプロ初勝利は球団初。高卒2年目の逸材がチームを今季初の5連勝に導いた。DeNAの敗戦で首位広島と4・0差の2位に浮上。この勢いに乗って、あす29日開幕の交流戦ではパ・リーグ6球団をなぎ倒す。

 高々とウイニングボールを掲げると、ようやく19歳の笑顔がはじけた。4万6611人の大観衆。初めての景色を眺めながら、才木は2度声を張り上げた。「最高です!!」。宿敵相手に、強気に攻めた6回2安打無失点。聖地に1勝を刻み、プロ野球選手としての第一歩を踏み出した。

 初回、先頭打者の坂本勇に左中間二塁打を浴びた。だが、焦りはなかった。続く吉川尚の打席でセットに入ると走者が飛び出したのを確認。冷静にプレートを外して三塁へ送球し、アウトにした。

 前回20日の中日戦、一回に1番・京田を出すとズルズルと3点を失った。結局5回12安打5失点でプロ初黒星。今回もいきなりピンチを背負ったが、反省を生かした。落ち着いて初回を無失点で切り抜けると、二回はマギーから3者連続三振と完全に波に乗った。

 「憧れの場所だったので。今、こうしてその場所で投げて、こうやってインタビューしていただくのは、すごく光栄に思います」

 最速152キロの直球に加え、カーブやフォークなど緩急を駆使。無四球だった。兵庫県出身の右腕にとっては、聞き慣れた地元の声援も力に変えて、スコアボードに「0」を並べた。

 高3の夏、人生の岐路に立った。進学か、プロ挑戦か。両親に思いを伝えると、父・昭義さんに反対された。18年間育ててくれた親の思いは分かっていたが「プロ野球選手になりたい」との思いは変わらなかった。「大学に進んで、万が一、ケガでもしたら…。チャンスがあるうちに挑戦したい」。最後は母・久子さんに背中を押してもらい、夢への扉を開いた。

 活躍することが、一番の恩返しになる。この日、スタンドから声援を送ってくれた母、海外出張で駆けつけられなかった父も夕方に帰国すると、真っ先に結果を確認してくれていた。ともに良き理解者だ。二人に支えられ、記念星を手にすることができた。

 今後は一度抹消される予定で、最短10日後の登板に備える。まだ19歳。将来的に目指す場所は明確だ。「もちろん『エース』と呼ばれる投手になれるように頑張ります」と高らかに宣言。頼もしい新星の誕生で宿敵に4年ぶり3連戦3連勝。18歳での選択は正解だった。これから歩む道で証明していく。

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