金本政権初の巨人戦3タテ 才木がプロ初勝利

巨人に3連勝し金本監督(左)はナインを迎える
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 「阪神9-1巨人」(27日、甲子園球場)

 阪神が巨人相手に12安打で大量9点を奪い、今季初の同一カード3連戦3連勝。巨人相手では2014年以来4年ぶりとなった。これで連勝を5に伸ばし、貯金2で交流戦に突入する。才木が2度目の先発でプロ初勝利。ドラフト3位の熊谷(立大)がプロ初安打、山崎も移籍後初安打&初打点と、初物づくしの1勝となった。

 試合は序盤から阪神のペースだった。二回、今季初めて4番に座った糸井が、右中間を破る二塁打でチャンスメーク。続く中谷が野上の初球、141キロの直球を狙った。左翼スタンドを超える今季1号2ランで先制。四回には無死一塁から、大山の左中間を破る適時二塁打で1点を追加した。

 さらに五回には1死一、三塁から糸井の中犠飛で4点目。七回には1死二、三塁を作ると、暴投と糸井のこの日2本目の犠飛で2点を追加するなど、効果的に得点を重ねていった。八回には無死一塁から、代打・熊谷が左前にプロ初ピットを記録。さらに続く山崎も左前打で続き、移籍後初安打がタイムリーになった。巨人の先発・野上には、今季3度目の対戦で初勝利。

 投げては2年目の19歳、才木が巨人打線に真っ向勝負。最速152キロの直球を軸に、二回にはマギー、亀井、長野の中軸を3者連続三振に抑えるなど、6回2安打無失点、7奪三振の熱投だった。七回以降は藤川が2イニング無失点。九回はモレノが4安打1失点したが、大量リードで圧勝した。

 才木はプロ初勝利。阪神投手のプロ初勝利が巨人戦になったのは、2003年6月15日(甲子園)・久保田智之(完了)以来15年ぶり。先発に限れば1987年8月11日(後楽園)・猪俣隆以来、実に31年ぶりの快挙となった。チームは5連勝で貯金2。ナイターでDeNAが、ヤクルトに負けるか引き分けなら、2位に再浮上する。

 月曜の休養日を挟み、29日からは交流戦に突入する。まずは本拠・甲子園でソフトバンクとの3連戦。勢いに乗って昨季の日本一チームを迎え撃つ。

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