藤浪 球数要すもきっちり締め9K 復活へ前進

 「ウエスタン、阪神3-6ソフトバンク」(15日、鳴尾浜球場)

 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が15日、ウエスタン・ソフトバンク戦に先発。6回4安打4四球で1失点に抑えた。2軍降格後初先発となった8日のオリックス戦(7回5安打2四球、無失点)に引き続き、マウンドで結果を残した。直球の最速は153キロで9奪三振。122球と球数は要したものの粘りの投球で、復活へまた一歩前進した。

 粘られても、粘り負けしなかった。藤浪は三回までに58球を費やしたが要所を抑え、最少失点で切り抜けた。

 立ち上がりを15球で片付け、三回まで1安打。完全に外れたボール球も少なく、クイックやけん制も問題なくこなした。「ゾーンにまとめながら、いろんなボールを使いながら、配球のバランス的にはうまく投げられたんじゃないかな」。4四球にも「長谷川さんの2つ目と、塚田さんの(四球)は、無駄な四球ではないと思っている。残り2つは極力なくしていければ」と前向きにとらえた。

 最大のピンチは四回。ヒット2本と四球で無死満塁とされたが、内野ゴロ間の1点のみで踏ん張った。「攻めの姿勢というか、『こうしてやろう』という気持ちで投げられている。“意図のある”投球がしっかりできているのかな」と力強くうなずいた。ファウルで粘る相手打線にも、根負けすることなく腕を振った。

 矢野2軍監督も「自分と戦うことが、この2試合ほぼなかったので、それが一番の手応え」と評価した。「焦らずにというか、自分の取り組むべきことに取り組んでいけば」と藤浪。ここ2試合の登板でつかんだ手応えを、より強固なものへと変えていく。

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