糸井が5号2ラン 28打席ぶり一発

6回阪神1死一塁、阪神・糸井嘉男は右越えに2ランを放つ(投手 中日・伊藤準規、捕手 中日・大野奨太)=甲子園(撮影・山口登)
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 「阪神-中日」(5日、甲子園球場)

 阪神の糸井嘉男外野手(36)が六回、中日を突き放す5号2ランを放った。

 待望の一撃は六回だった。中日・2番手の伊藤準を攻める。1死から植田が、この日2本目となる安打で出塁すると、続く糸井がゆっくりと打席へと向かった。初球はボール、そして続く2球目だった。内角への144キロ直球を鋭いスイングで振り抜いた。全員が見守った打球の行方は…。大きなアーチを描き、虎党の待つ右翼ポール際へと吸い込まれていった。着弾した瞬間に巻き起こった大歓声。この日一番の六甲おろしが奏でられた。

 苦しい打席が続いていた。13打席快音なし。4日の同戦でも、1・2番が作る好機で、いずれも凡退。ブレーキとなっていた。虎党のモヤモヤを吹き飛ばす一発。4月28日の広島戦(マツダ)以来となる28打席ぶりの本塁打に、大きな「糸井コール」が巻き起こった。

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