高橋遥、6回5安打1失点も白星付かず 同点のまま降板

力投する阪神・高橋遥人=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-中日」(4日、甲子園球場)

 阪神先発のドラフト2位・高橋遥人投手(22)=亜大=が、6回を投げ5安打1失点で降板した。

 先制点を許したのは三回だ。2番・京田に中前へはじき返されると、盗塁を決められた。2死から背負った二塁のピンチ。続くアルモンテに対するフルカウントからの6球目だった。127キロの変化球を右前へはじき返され、一気に生還を許した。

 それでも、その後は冷静に中日打線を斬って取った。力のある直球で押していき、打たせて取るピッチング。凡打の山を築き、今季最多を更新した4万6636人の大観衆を沸かせた。

 六回には、アルモンテに右翼線への二塁打を浴び、4番・ビシエドを迎えた。振り抜かれた鋭い打球は遊撃へ。これを植田がスライディングキャッチで好捕すると、すかさずアウトにした。続く福田には四球を出したが、阿部は直球で6-4-3のダブルプレーに。攻守にも支えられ、最後のピンチも、0点で切り抜けた。

 プロ3度目となる登板だった。初登板初先発でつかんだ初白星では歓喜の瞬間を味わい、前回4月22日の巨人戦では、4回0/3を7失点でKO。プロ初黒星を喫し唇をかんだ。だからこそと意気込んでいた今回登板。「前回は短いイニングで降りてしまったので、しっかり試合を作れるように」。魂のこもった82球。同点での降板で、勝ち負けつかずとはなったが、先発としての役割は全うした。

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