植田「2番・遊撃」固定 快足両打ち若武者起用に金本監督迷いなし!

 阪神・金本知憲監督(50)が2日、植田海内野手(22)を当面は「2番・遊撃」で固定していく考えを明かした。4月29日・広島戦(マツダ)から3戦連続でスタメン起用している中で、持ち味の足に加えて打撃面でもチームに大きく貢献。連勝中の流れを加速させる意味でも、成長著しい若武者を信頼してグラウンドに送り出す。

 波に乗る若武者を使わない手はない。思う存分、グラウンドで暴れてほしい。金本監督が植田に寄せる期待を口にした。当面の「2番・遊撃」での固定の可能性を問われ、迷うことなく言い切った。

 「今のところはね。今の調子が落ちるまでは、いっていいんじゃないかな」

 確かな成長を感じさせるパフォーマンスを披露している。4月29日の広島戦でスタメン出場すると、いきなり安打と盗塁を記録し、30日の同戦では2安打1盗塁に加えて5打席連続出塁で勝利に貢献。1日のDeNA戦も含め、3戦連続安打中と、好調をキープしている以上、外す理由は見当たらない。

 3日のDeNA戦、4日からの中日3連戦では左腕との対戦が続く見込み。29日から対戦した先発は大瀬良、薮田、今永といった3人の流れで、3戦連続スタメン出場を果たした。両打ちということもあり、相手投手の左右は関係なく、その上で金本監督は打撃面の進歩を称える。

 「だいぶ振れてきてる。去年、1軍に上がってきたのが8月ぐらいかな?全然振れなかったけど、本当に彼の努力とか、付き合ってるコーチもやらしてくれてるから、去年の8月とは別人ですね」

 また、肉体面でも成長を遂げている。「3キロぐらい増えたらしいしね。体重も増えて動きも逆に良くなって。いい体重の増え方をしてると思う」と指揮官。持ち味のスピードを失うことなく、力強さが増した。現在、13打数5安打で打率・385。チームを活性化している存在だ。

 この日の植田は、他の選手らと共に、フリー打撃などで精力的に汗を流した。左打席のスイングスピードが速くなったのでは、との問いに「そんなことないです。タイミングが合っているだけです」とだけ話した。ゴールデンウイークの残り4連戦も、躍動感あるプレーで甲子園を沸かせる。

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