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福留、決死ダイビングキャッチ 主将が見せた執念!打っても2安打でチームを鼓舞

 2回、坂口の飛球をダイビングキャッチする福留(撮影・高部洋祐)
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 「阪神0-6ヤクルト」(14日、甲子園球場)

 冷たい雨の中で今シーズン初めての零敗で3連敗を喫しても、阪神には頼れるキャプテンがいる。福留孝介外野手(40)が二回と七回に闘志あふれるダイビングキャッチを披露した。打っても2安打でチームを鼓舞。借金生活に突入したが、戦いはこれから。今日こそ勝つ!

 強い雨が降る。そんな悪条件の中、必死に「0」を刻もうとした投手を最後まで助けてやれなかった。リーグワーストのチーム打率・218。悔しさが真っ先に口をつく。貧打に苦しむ打線を引っ張る福留が、その責任を重く受け止めた。

 「なかなか点がとれない中で、ピッチャーに迷惑をかけている」

 わずか5安打で、今季初の完封負け。そんな中で福留は四回に左前へはじき返し、処理にもたつく間に一気に二塁を陥れた。六回にも1死一塁から右翼線へと運び、1死二、三塁とチャンスメーク。クリーンアップに座り4打数2安打と意地を見せたが、援護点には結びつかなかった。

 打撃だけではない。華麗な美技で魅せた。まずは二回2死。坂口の左翼線上への打球に頭から飛び込んで食らいつくと、勢いづいて芝の上を滑った体はフェンスまで止まらなかった。それでもつかんだボールは離さない。体を張った主将を、秋山や内野陣がハイタッチで出迎えた。

 七回には6番・雄平の打球を再びダイビングキャッチ。「守れるところは守って、ピッチャーを助けてやらないと」。雨がっぱを着て声援を送り続けた虎党からの拍手喝采を受け、中村外野守備走塁コーチも「難しい打球だった。ナイスプレーしかない」と賛辞を惜しまなかった。

 投手と野手。持ちつ持たれつの、切っても切れない絆がある。主将になって2年目。チームの勝利を最優先に、周りを広く大きく見渡している。今キャンプ中、自身の調整を任されていた福留は、練習の合間をぬってはブルペンへ向かい積極的に打席に立った。

 「ピッチャーが投げているときは野手が守っているし、野手が打てないときはピッチャーが守ってくれているし」。若い投手陣にもアドバイスを惜しまない。共に支え合い、チームを強くするために率先して動いた。

 今度こそ、野手が助ける番だ。現状打破へ。「切り替えてやるだけ」。試合後も強い雨は降り続いていた。この悔しさをきれいに洗い流し、次の戦いへ臨む。

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