先発・小野 5回3失点で降板 2点ビハインドで2勝目ならず

 5回、小野は松山の放った打球にグラブを差し出すも捕球できず(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-広島」(10日、甲子園球場)

 先発した阪神・小野は5回7安打3失点。2点のリードを許しての降板となった。

 二回、2死一、三塁から会沢に左翼線二塁打を浴び、先制点を失った。悔やまれるのは続く薮田との対戦。初球、真ん中に入った148キロを痛打され、一、二塁間を破る右前適時打。投手に2点目を献上する形となった。

 それでも三、四回と必死に粘ったが、1点差に迫った直後の五回だ。1死一、三塁。丸の打球は中間守備を敷いた二塁・西岡の正面に飛んだ。体を回転させ、併殺を狙って二塁に転送したが、わずかに右に反れ、ベースカバーに入って糸原は捕球し、ベースを踏むだけで精いっぱい。併殺崩れで追加点を許した。

 「ボール先行が多く、バッテリー有利なカウントで投球することができず、得点してもらった次の回に失点を許してしまいました。高さかコースのどちらかを、投げられる力を付けなければいけません」。2勝目を狙ったマウンドだったが序盤で球数が増え、106球で無念の降板となった。

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