先発野手全員安打の猛攻で菅野を攻略 巨人との開幕戦白星は14年ぶり

開幕戦で巨人に快勝し、タッチをかわす大山(左から3人目)ら阪神ナイン(撮影・堀内翔)
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「巨人1-5阪神」(30日、東京ドーム)

 阪神が福留、大山の本塁打など、13安打5得点と打線爆発で、巨人・先発菅野を攻略した。巨人との開幕戦は2014年以来、12度目。04年以来14年ぶりの白星となった。

 先制点は二回だ。「5番・左翼」でスタメン出場。1死走者なしで打席に立つと、菅野の外角149キロを逆方向へ運び、左翼ポールに直撃する一発。「出塁することを考えて打席に入りました。切れずに本塁打になってくれて良かったです」と、18年のプロ野球公式戦1号となった。

 福留の開幕戦本塁打は、中日時代の2002、03年と、昨年に次いで2年連続4本目。現在40歳11カ月で、開幕戦の40代本塁打は17年の新井(広島)に次いで10人目。スペンサー(阪急=72年・42歳8カ月)、和田一浩(中日=14年・41歳9カ月)、金本知憲(阪神=09年・41歳0カ月)に次ぐ、4番目の年長記録となった。

 さらにこの回、2死満塁の好機で高山。1番に抜てきされた若虎は、追い込まれながらしぶとくバットに当てる。打球は高いバウンドで二塁にはずみ、際どいタイミングとなったが、一塁に気迫のヘッドスライディング。間一髪でセーフとなり、難敵から貴重な2点目を奪った。

 続く三回には2死一塁から、大山が右翼越え2ランで追加点。開幕戦のチーム2本塁打以上は09年(関本・金本)以来、9年ぶり。菅野からチーム1試合2本塁打は21度目の対戦で初めてとなった。

 さらに七回には鳥谷、糸井の連打で一、三塁を作ると、4番・ロサリオが遊撃左を抜く左前適時打。来日初安打初打点でダメ押し点を奪った。先発野手全員安打。開幕戦での先発野手全員安打は81年以来、実に37年ぶりと記録ずくめの一戦となった。

 投げては4年連続5度目の開幕戦登板となったエース、メッセンジャーが7回を投げて7安打1失点で今季初勝利。八回はマテオ、九回をドリスと勝利の方程式が締めて、投打に完璧な試合運びで開幕戦に勝利した。

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