大山、侍ジャパン内定!侍・稲葉監督「経験してもらいたい」視察試合でまた3安打

 「練習試合、阪神10-1楽天」(16日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)

 阪神の大山悠輔内野手(23)が、オーストラリア代表と対戦する「ENEOS侍ジャパンシリーズ2018」(3月3日・ナゴヤドーム、同4日・京セラドーム)の日本代表メンバーに事実上、内定した。16日、練習試合・楽天戦を視察した侍ジャパンの稲葉監督が明かした。この日も前回視察時の7日の紅白戦と同様に3安打固め打ちで、好印象を与えることに成功した。

 積み重ねた3本のヒット。2桁10点を奪った猛虎打線の中で、複数安打は大山ただ一人だ。まさにノーブレーキで突っ走った男に、朗報が届いた。

 「外国人投手の独特な投げ方っていうのもありますし、日の丸のユニホームを着て戦うという、そういうのも経験しないとわからない部分が非常にありますので、ぜひ経験をしてもらいたい選手ではありますね」

 バックネット裏から見届けた日本代表の稲葉監督は、オーストラリア代表との強化試合出場メンバーへの内定通知と受け取れる評価を大山に与えた。

 追い込まれてから突破口を開いた。侍指揮官をうならせたファーストヒットは四回。興奮冷めやらぬ雰囲気の中で迎えた第2打席だった。ロサリオの逆転弾が飛び出した直後、大きな歓声は熱を帯びた声援へと変わる。

 ファウル、ボール、見逃し。3球で追い込まれた4球目、池田のスライダーにうまくタイミングを合わせると、打球は中前へポトリ。稲葉監督は「追い込まれながらなんとか食らいついて、またそれがヒットになる」と目を細めた。

 この一打は悔しさから生まれた。大山の第1打席は藤平に見逃し三振。「なんとか取り返したいという思いで。当たりはよくなかったけど、気持ちの面でああいうヒットが出た」。そして一気に開演した快音ショー。第3打席は左前適時打、第4打席はファーストストライクを捉え左前打。終わってみれば“猛打賞”の大活躍だ。

 前回、稲葉監督が視察した7日の紅白戦では3打数3安打。この日も4打数3安打と結果を残した。2試合の打率は8割を超え、印象度の高さは抜群だ。

 2020年東京五輪への第一歩となる可能性を秘めた選手選考となるが「決めるのは僕ではないので。明日の練習もアピールして、あさっての日本ハム戦もしっかりやりたい」と大山。懸命に取り組む姿勢に、何一つ迷いはなかった。

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