桑原、秘球2・1解禁も 落ちる球?詳細は明かさず

 阪神・桑原謙太朗投手(32)が25日、1軍春季キャンプ初日の2月1日に、新変化球を解禁する可能性を示唆した。昨季チーム最多の67試合に登板した中継ぎエースが、新たな武器を南国の地で徹底的に磨き上げていく。

 オフ期間はトレーニングと並行し、球種を増やす作業にも取り組んだ。150キロを超える直球とスライダーを操る自分にとって、投球の幅を広げられるかボールとは何か。「1日にしっかりブルペンで投げられるように、準備していくだけです」と、1軍スタートが決まった春季キャンプから本格的に習得に励んでいく。

 球種については「まだ使えるかどうか分からないですから」と内容を明かすことはなかった。落ちるボールかの問いには「どうですかね」と不敵な笑みを浮かべた。ただ、桑原の頭の中には、完全習得までの「だいたい」のプランが描かれている。

 金村投手コーチが「自分のペースでやらせてあげた方がいいのかな」と話しているように、開幕までの調整は桑原自身に一任される。それでも今オフ、「競争」という言葉を頻繁に繰り返した右腕に慢心はない。若手と切磋琢磨(せっさたくま)し、リリーフエースの座を揺るぎないものにする考えだ。

 この日は鳴尾浜で30球のブルペン投球を行うなどして汗を流した。外野のポール間を黙々とダッシュする姿からは、強い覚悟がにじみ出ていた。真価の問われる今シーズン。新球の習得が活躍のキーポイントとなる。

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