金本監督、藤浪&大山は東京五輪行ける レジェンドの前で堂々指名

 阪神・金本知憲監督(49)が14日(現地時間13日)、ハワイのホノルルカントリークラブで行われた「名球会 チャリティゴルフ大会」に参加。大会後の座談会で、20年の東京五輪に向けた期待の選手を問われ、藤浪晋太郎投手(23)と大山悠輔内野手(22)を指名した。なお、この模様は18年1月31日の19時から20時54分まで、BS日テレで放送される。

 愛する若虎の名を堂々と発した。チャリティゴルフ後の座談会で、2020年の東京五輪に向けて期待する選手を問われた時のことだ。金本監督が期待を込めたのは藤浪と大山の2人だった。

 「(藤浪は今季不調だったが)大丈夫です。絶対に大丈夫です。(大山は)順調に成長しています。間違いないです」

 この日、座談会に出席したのは金本監督のほか、山本浩二氏、ソフトバンク・工藤監督、古田敦也氏、小久保裕紀氏、DeNA・ラミレス監督、前メッツ・青木といった顔ぶれ。そうそうたるメンバーに対して、藤浪と大山のことを力強く言い切ったのは信頼の表れ。特に、藤浪への期待は変わらず大きい。

 「(代表入りが普通という)それぐらいのレベルにあるとオレは思っているし、誰もが思っている。選ばれるぐらいの結果とか…それぐらいできるでしょう、あのポテンシャルがあれば。必死にあっちこっち行っているけどな、昨日も(本人から)連絡があったけど。いろいろ自分に合うモノを探している」

 藤浪は現在、東京で自主トレ中。勉強を兼ねて、いろいろな施設を利用しながら来季に向けた準備を整えている。そういった右腕の前向きな行動を把握しており、必ずそれが来季につながるものと信じている。まずは本来のパフォーマンスを発揮することが先決。「復活」できれば、その先の東京五輪も見えてくるというわけだ。

 また、金本監督は座談会で球界の「原石」を問われると、小野と才木の名をフリップボードに記した。「2、3年後はこの2人が2本柱としてやってくれればいいなと」と話した上で、「案外、才木と小野が(東京五輪に)行くかもしれないよ」と付け加えた。チームを強くするのと同時に、球界を代表する選手を育てていきたい思いもある。

 「そりゃ、(阪神から五輪選手が)出てほしいですよ」と金本監督。藤浪の復活、そして若手の育成。チームの今の課題が順調に解消できれば、晴れ舞台で猛虎戦士が躍動することも夢ではない。

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