ロサリオ入団決定 4番筆頭候補!金本監督惚れた執念打法「僕の好きなタイプ」

 阪神は13日、前韓国ハンファのウィリン・ロサリオ内野手(28)と来季の選手契約を締結したことを発表した。1年契約で年俸は300万ドル(約3億4000万円)で、背番号は「20」。待望の大砲加入の朗報は、ハワイでの「日本プロ野球名球会 ハワイ総会」(現地時間12日)に出席した阪神・金本知憲監督(49)にも届けられた。金本監督はロサリオの打撃スタイルに惚れ込み、高く評価。4番の筆頭候補として、チームの救世主としての期待をかけた。(金額は推定)

 一足早いクリスマスプレゼントが、南国に届けられた。鮮やかなサンセットをバックに、金本監督の声も弾んだ。「連絡あったよ。一安心ですね」。待望のロサリオの加入が正式に決定。来季の優勝を狙う上で、大きな補強が成功だ。

 「今、うちに一番足りないのは長打力、得点力、チーム打率が低いし、得点力というのが一番の弱点だから。ピッチャーに『おんぶにだっこ』なところがあるから。投手陣を助けるという意味でも」

 交渉ごとだけに、最後まで何が起こるか分からない。だからこそ、これまではロサリオへの発言を控えてきたが、それもこの日で“解禁”に。これまでもビデオでロサリオのプレーは映像でチェック。力強さはもちろん、執念を感じさせる打撃に惚れ込んでいる。

 「クレバーなバッターみたいやね。映像を見ても、チャンスでしぶとく右方向に落としたりとか、ゴロを打ったりとか。なんとか1点という。僕の好きなタイプやね。しぶとく、どうにか1点取るみたいな」

 元々、新外国人は「30発、100打点」を狙える選手を理想としてきた。ロサリオは昨年と今季、ハンファで2年連続でその数字をクリア。それだけでなく、「そういう(執念を見せる)打撃をしてくれるというので僕も評価が高かったし。性格もいいらしいしね」と打撃内容と性格面も高く評価。まだ他の選手の兼ね合いとなるものの、打線の軸に据えることは間違いない。

 「(4番にはまれば)大きいですね。一番の候補でしょう」と金本監督。糸井、福留、鳥谷ら左打ちの中心選手が並ぶ中で、右打ちの強打者が入ることで、打線のバランスも整う。相乗効果という意味でも大きい。

 金本監督は現地時間12日の朝にハワイに到着。夕方から福留、鳥谷らと名球会総会に出席した。「(ロサリオは打点を稼ぐ)イメージはあるね」とニヤリ。夜の食事会で、他の名球会メンバーらと笑顔で流し込んだアルコールは、ロサリオ獲得の「祝杯」となった。

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