岩田が今季3勝分&グッズ売上金の約42万円を寄付 糖尿病研究基金

認定特定非営利活動法人 日本IDDMネットワーク・井上龍夫理事長(左)へ寄付金を贈呈する阪神・岩田稔=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 阪神の岩田稔投手(34)が25日、甲子園で1型糖尿病研究基金への寄付金を、支援団体「日本IDDMネットワーク」に贈呈した。今季はシーズン中盤から1軍に昇格し、3勝(2敗)。2009年から毎年、1勝に付き10万円の勝利数に応じた寄付を続けており、金額は今季の勝利数に応じた30万円と、グッズの売り上げを合わせた約42万円。ここまでの総額472万円になるという。

 また、1型糖尿病との闘病など、自身の半生をつづった著書「やらな、しゃーない!」(KADOKAWA)の売り上げの一部も、1型糖尿病研究基金に寄付している。昨季は0勝で、2年ぶりに実現した寄付。岩田は贈呈式で「少ないですけど…」と謝罪したが、受け取った井上龍夫理事長は「本当にありがたい。心からお礼申し上げます」と感謝した。

 同じ病気と闘う岩田は、長年にわたって患者への支援を実施。今季は患者とその家族を2度甲子園に招待し、交流会にも参加した。「勝ち星に対して10万円の寄付を続けてきましたが昨年、今年と少ないので。来年は13年目になります。キャンプ、オープン戦、開幕と結果を残して、首脳陣の方に『岩田、使えるな』と思ってもらえるように、努力をしていきたい。開幕ローテ?もちろん、それしか考えていないです」と活躍を誓っていた。

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