片岡ヘッド、高山に熱血ゲキ レギュラー再奪取へ「全てを乗り越えろ」

 阪神・片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(48)が30日、高山俊外野手(24)に猛ゲキを送った。2年目の壁に当たり、今季苦しんだ若虎の再生を図る秋季キャンプ。全てにおいてレベルアップを目指し、レギュラーに定着させる。

 「高山は(打撃と守備を)10対10でやらないといけない。どっちかに比重を置いてではなく。全て乗り越えてレギュラーを取らないといけない選手」。高い能力を認めるからこそ、期待感が言外にもにじんだ。

 ルーキーイヤーの昨季は、球団新人最多安打記録を更新するなど注目を浴びた。だが、2年目の今季は結果が出ず、初の2軍落ちも経験した。厳しい内角攻めにも遭い、プロの世界の難しさを痛感した1年だった。

 「タイガースの重圧もあったと思うけど、全てひっくるめての結果。シーズン終盤も守備の部分で試合に出られなかったから」。課題である守備に加え、持ち前の打力も打率・250と低迷。今季の悔しさを、来季にぶつけなければならない。

 振る力、ハードな練習に耐えられる体は持っている。だからこそ、今後は技術的にさらに上を目指していく。金本監督も「高山や中谷は体力的なことよりもスキルアップ」と話す。みっちり鍛えられる秋季キャンプで、確かな手応えを探す。

 フェニックス・リーグに参加している高山はこの日、2打数無安打2四球だったが、試合前練習では守備、打撃、走塁と精力的にメニューをこなした。「練習するしかない。それしかない」と片岡ヘッド。高山もその言葉に応える。

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