ドラ4島田 盗塁王狙う!憧れの赤星氏に続け

 阪神からドラフト4位指名された島田海吏外野手(21)、育成ドラフト1位で指名された石井将希投手(22)=ともに上武大=が28日、群馬県伊勢崎市の同大学で佐野統括スカウト、担当の吉野スカウトらから指名あいさつを受けた。

 島田は50メートル5秒75を誇る快速外野手。プロでの目標に「盗塁王」を掲げ、球団では2005年の赤星憲広氏=野球評論家=以来のタイトル獲得に意欲を示した。大学の外野手でナンバー1の評価を受けてきた逸材。小学生時代から憧れていた存在も赤星氏だった。

 「僕が小学校、中学校の時に盗塁されている姿をニュースなどで見てきました。自分もいつかそうなりたいと思っていました」

 野球部に所属していた熊本・宇土鶴城中時代は、陸上の県大会にも出場し、100メートル11秒01で優勝した。さらに同中学時代に陸上のジュニアオリンピックにも出場し、今年の9月に男子100メートルで日本人初の9秒台(9秒98)をマークした、桐生祥秀に勝った経験もある。

 赤星氏は入団初年度に39盗塁を記録し、盗塁王と新人王のタイトルを獲得。同じドラフト4位入団と共通項は多いが、「とてつもない数字です。記録は気にせず、1つでも多く盗塁できるようにしたです」と、しっかりと足元を見つめた。

 同大学では大学1年春から公式戦に出場。リーグ戦では79試合の出場で39盗塁をマークした。九州学院では2年春にセンバツ出場。甲子園でプレーするのは、この時以来になる。「熱心なファンがいらっしゃる。その中でプレーできるのは光栄です。いち早く1軍に上がって、大歓声を浴びながらプレーしたいと思います」と気を引き締めた。

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