掛布氏、清宮は「1軍の環境の中で育てて」 阪神は1位指名を予定

 プロ野球・阪神の2軍監督を退任した掛布雅之氏(62)が18日放送のTBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜、前8時30分)に収録でゲスト出演した。26日に行われるドラフト会議の話題では、阪神が1位指名を公言している早実・清宮幸太郎内野手について「彼は2軍で野球をやるタイプではない」と、1軍で育てるべきとの持論を展開した。

 掛布氏は、阪神のドラフトについて「清宮君をいくんじゃないですか。いくと思います」と明言。清宮の素質について、「すごい可能性を感じますし、あれだけ柔らかくバットを振ってきて、あれだけ遠くに飛ばせる技術を持っていますので、すぐ対応はしていけるんじゃないですかね」とプロにも対応可能だとした。

 番組パーソナリティの伊集院光からは、仮定の話として2軍監督を続けていたとして「入ってきたら何か言いますか」との質問を受けたが、掛布氏の答えは「最初は言う必要はないと思います」。何か課題にぶつかった時に助言するのがベストだとし、「今まで彼がやってきた野球に対しては、我々も認めてあげないといけないと思うんです。何かにぶつかった時にちょっと方向を変えてあげる何かを言ってあげることが大切」と持論を述べた。

 また、清宮について、「バッティングっていうのは、ある程度、(選手)自分側の感覚がありますので。それをまず見てあげるのが大切と思う。彼は2軍で野球をやるタイプではないと思いますので。1軍の環境の中で育ててあげた方がいいと思います」とも指導者の視点で語った。

2023-11-05
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