金本阪神「信」のタクトでCS初勝利 先発直訴メッセの男気買った!

 「セCSファーストS・第1戦、阪神2-0DeNA」(14日、甲子園球場)

 熱い思いをぶつけてきた右腕の気持ちを買った。静かに闘志を燃やしていた選手を信頼した。阪神の監督では初の、CS初采配初勝利でファイナルS進出へ王手。個々のハートを信じた結果の快勝に、金本知憲監督(49)も充実の笑顔だ。

 「(メッセは)本来なら(中4日で)明日が理想でしょうけど、そういうメンタルというか、気持ちを大事にしたかったんでね」

 中3日という短さを、信頼が上回る。骨折から懸命のリハビリに取り組み、この初戦登板を望んだ気持ちをくみ、送り出した。期待通りの好投とリリーフ陣による完封リレー。軸として明言していた福留と糸井の活躍。期待はあった。この日、特別に選手に語りかけなかったところに、チームの成長があった。

 「あえて集めなくても、昨日言ったようにみんなのモチベーションというか、戦いに向かうその顔付きというか。もう何も言わなくてもいいなという雰囲気を、選手が出してくれてたので。言わなくても大丈夫という」

 自然と高まっていたムード。今永との対戦も考えられた中で、井納相手にきっちりと勝利だ。セ・リーグCSファーストSで初戦白星の勝ち上がり率は90%だが、慢心はない。

 「それは確率なんで、一切気を緩めることなくね、本当にまた明日、戦っていきます」。手繰り寄せた流れと共に、一気に広島行きのチケットをつかむ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス