マテオ&桑原&ドリス“歓封”救援 CSも阪神救援陣は安心「100%」

 「セCSファーストS・第1戦、阪神2-0DeNA」(14日、甲子園球場)

 阪神が誇る“60試合クインテット”が、DeNA打線の息の根を止めた。好投の先発・メッセンジャーの後を受け、マウンドにはマテオ-桑原-ドリスのタイトルホルダーが君臨。17年シーズンを支えてきた男たちが、この日も輝きを放った。

 福留の先制2ランが飛び出した直後の七回。リリーフカーに乗って登場したのは、マテオだ。ロペスを一飛に仕留めると筒香、宮崎は連続空振り三振。「スライダーを待っているのが分かったから、今日はストレートを(多めに)投げようと思った」と胸を張った。

 続く八回のマウンドに上がったのは、今季チーム最多67試合に登板した桑原。2死二、三塁のピンチを招いたが、1番・桑原を空振り三振に斬って窮地から脱出。「自作自演ですね(笑)。四球でピンチを広げたので、そういうところをしっかりしないといけない」。反省も忘れず、守護神にバトンを渡した。

 ドリスも最速158キロの直球を投げ込み、三者凡退でゲームセットだ。「いつも通りの仕事をしようと思っていた」。今季60試合以上に登板した右腕3人が、緊張感漂うCS初戦で力を発揮した。金本監督も目を細める。

 「(七回の)クリーンアップとか強力なところというのは、打者の右左もあるんですけど、調子のいい方を先に出そうということで。多少、桑原の調子が落ち気味だったので、あえてマテオを先にいって。完璧でした」

 盤石のリリーフ陣が虎を支える。下克上の鐘は高らかと鳴った。

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