福留が4番 大事なCS初戦ベテランに託す
「セCSファーストS・第1戦、阪神-DeNA」(14日、甲子園球場)
阪神・福留孝介外野手(40)が14日開幕のCSで4番を任される。金本監督が「4番?福留が打つんじゃないですか?おそらくそうなると思います」と、経験豊富なベテランを打線の軸に据える方針を明かした。
DeNAとの初戦に向けて、順調な調整を行ってきた。状態については「いつも通り」とサラリ。重要な一戦になるが、チームの戦い方として「いつも通りできるのが、ベストでしょう」と話した。
2014年の広島とのCSファーストS初戦では、前田(現ドジャース)から値千金の先制ソロを放った主砲。結局、その本塁打が決勝点となって1-0で勝利。同年、チームは日本シリーズに進出した。ベテランの一振りが、チームを勢いに乗せたのだった。
今季も重要な局面で相手にダメージを与える一打を放ってきた。2年連続打率3割には届かなかったが、休養日を設けながらの出場127試合でも、18本塁打79打点をマーク。状況によっては単打や四球でチャンスメークする力も健在だ。
試合展開を読み、ワンプレーで流れを変えることもできる。ファーストS突破へ、不惑の主砲が中心となって、強力な猛虎打線を形成する。