片岡コーチ、CSキーマンに上本、大和、俊介を指名 “10月トリオ”に期待

 ノックを受ける上本
3枚

 カギは中堅トリオが握る。阪神の片岡篤史打撃コーチ(48)が4日、CSのキーマンに上本、大和、俊介を指名した。3人は偶然にも球団公式カレンダーで、10月のページにそろって掲載。同コーチは「ベテラン3人を中心に、(3人に)ミスターオクトーバーになってほしい」と期待を寄せた。

 シーズンは残り2試合になった。順位も確定したことで、次なる戦いはCSファーストS。チームは勝ち進んで逆転日本一を狙う。短期決戦で必要なのはキーマンの存在。片岡打撃コーチは福留、糸井、鳥谷について「中心になる」とした上で、中堅3人を挙げた。

 「阪神のカレンダーの10月が誰か知ってるか?(3人には)ミスターオクトーバーになってほしいよね」

 くしくも球団公式カレンダーの10月には、上本、大和、俊介が掲載されている。シーズン2位の原動力になった3人。金本監督も「去年にはなかった大きなプラスアルファだ」と活躍を認める。特に夏場以降、終盤に入っての活躍は数字にも記憶にも残る。

 1日の巨人戦。前日9月30日の同戦で、頭部に死球を受けた上本が五回、死球を食らった相手の畠から左翼スタンドに9号ソロ。指揮官が「今季一番カッコいい」と評した一発。30日には俊介が3安打2打点の活躍。27日のDeNA戦から、5戦連続で「1番・中堅」で出場。同コーチはCSでの起用も明言している。

 「上本はチームが苦しい時に頑張ってくれた。俊介は9月に入って、右投手に対してもいい形でね」。2人の打撃に加えて、幾度となくピンチを救った大和の守備力にも感謝する。その上で「日に日に良くなっている」と打撃の成長を認めた。昨季・231だった打率は・281。5分の上昇は両打ちにした努力の結晶だとみる。

 5、6日の中日2連戦は小笠原、大野が先発予定。今永、浜口、石田ら左の好投手が並ぶ「仮想・DeNA」との対戦。消化試合ではない。「中心の3人に中堅の3人。そこに若手が付いてきたら、ベストな形やからね」と片岡コーチ。CSのカギは“カレンダートリオ”が握る。

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