金本阪神は長期政権!複数年契約提示へ 超変革で常勝復活への信頼不変

 今季で2年契約が切れる阪神・金本知憲監督(49)に対し、球団側は3年を軸とした複数年契約を提示する方針であることが16日、分かった。7月14日に坂井信也オーナー(69)自ら球団事務所で続投要請を行い、指揮官も前向きに検討。シーズン終了後に交渉を行う予定で、長期ビジョンを持って“金本流”のチーム改革を後押ししていく。

 超変革路線をさらに推し進めていくために-。球団フロントの信頼は揺るぎない。その証しが今オフ、金本監督に提示する複数年契約。球団幹部は「(3年を)基本線として考えている」と明かす。

 就任直後から若手を積極的に登用。今季はベテラン、中堅選手の奮闘も重なり、ここまで71勝56敗3分けと15の貯金を積み上げてきた。現在、優勝マジックが1となっている広島の独走がなければ、十分にV争いを演じられている成績。勝負どころの8、9月に強さを発揮させるなど、チーム改革は着実に進んでいる。

 坂井オーナーも金本監督の手腕を高く評価しており、7月中旬に続投要請を行った際には「若手の育成だけでなく、チームを変えていかないといけないというところで、しっかりチームを変えていく。土壌の部分から熱心にやっていただいている」と語っていた。

 野手陣に目を向ければ粘り強い攻撃が確立されると同時に、チーム本塁打は7年ぶりの大台となる100本へ到達。盗塁数も昨季を上回っており、着実に成果は表れている。投手陣に関しても得点圏被打率はリーグ最少。勝負どころでの踏ん張りが“金本流”のスタイルとなって、勝ち星に結びついている。

 金本監督も続投要請を受け「こっちは意気に感じてやるだけです。とにかく1年半やってきたことを続けてやるだけ。オーナーの方もそれを望んでいるということだし、引き続き頑張ってということでしたので」と受諾に前向きな姿勢を示していた。正式な交渉はシーズン終了後に行われる予定で、球団としては指揮官の意向もくみながら契約年数などの条件面には柔軟に対応する方針だ。

 仮に3年契約で固まり、5年連続で指揮を執れば、岡田彰布氏(デイリースポーツ評論家)に並ぶ歴代2位となる。「長期的な視点を持って、チーム改革を進めてもらえるように」と同幹部。数字が示すように、かじを向ける方向は決して間違ってはいない。常勝チームを構築するために、金本監督の手腕に託す。

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