阪神、痛恨の逆転負け 広島3連戦3連敗 秋山でも止められず

 5回、同点の犠飛を打たれ、悔しそうな表情を見せる阪神・秋山
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 「広島6-4阪神」(7日、マツダスタジアム)

 阪神が痛恨の逆転負けで、首位・広島に同一カード3連戦3連敗を喫した。先発した秋山が5回を投げて8安打6失点でKO。3点のリードを守り切ることができず、6月27日・中日戦以来の5敗目となった。

 試合は序盤、阪神ペースで進んだ。初回、立ち上がりの広島先発・ジョンソンを攻める。2四球で1死一、二塁とすると、大山が三塁を強襲する適時二塁打。さらに中谷の右前2点適時打で3点を奪った。秋山も一、二回を無失点で切り抜けたが、三回だった。

 1死からジョンソンに中前打を許すと、続く田中に右翼越えに2ランを浴びた。初球、132キロのカットボールが真ん中に甘く入った。四回に1点取って、2点リードで迎えた五回だ。1死一、三塁から丸に右前適時打を浴びると、松山の左犠飛で同点に。さらに安部の適時三塁打、西川にも右前適時打を許し、この回4点を失った。

 秋山は今季、広島戦初登板。13勝目を狙ったが、強力打線の前に屈した。広島相手の同一カード3連敗は今季初。5、6日は壮絶なサヨナラ負けを喫した。3戦連続の逆転負け。6・5ゲーム差で3連戦を迎え、首位猛追を狙ったが返り討ちになった。ゲーム差は再び9・5まで広がり、広島のマジックナンバーは「8」となった。

 また、2000安打まで残り2本に迫っていた鳥谷は、九回に左前打で出塁。王手をかけたが、記録達成は翌日以降に持ち越しとなった。8日からは甲子園に戻ってDeNAとの3連戦。本拠地達成を狙う。

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