俊介&上本の1、2番 広陵魂で先制だ!

 1回、三塁打を放つ俊介
2枚

 「中日2-3阪神」(20日、ナゴヤドーム)

 試合開始からわずか2分。電光石火の先制攻撃は後輩にエールも込めた1点だった。甲子園球場では母校・広陵(広島)が、準々決勝で仙台育英(宮城)と戦っていた。刺激を受け、勇気を与えながらの戦い。俊介&上本の阪神の1、2番が、先輩の貫禄をバットで魅せた。

 俊介は13日・DeNA戦(横浜)以来、6戦ぶりに先発出場。初回だ。中日の先発・小笠原に対し、2ボール1ストライクから4球目。内寄り141キロをフルスイング。軸回転で振り抜いた打球は切れることなく、フェアゾーンぎりぎりで左翼フェンスに直撃した。

 跳ね返った打球が転々とする間に、俊足を飛ばして一気に三塁へ。絶好機を作ると、上本も2ボール1ストライクから4球目、内寄りの141キロを狙った。左翼線を襲う適時二塁打。「どんな形でもいいから、俊介をかえすことだけ考えました」と、気持ちを込めた一打となった。5日のヤクルト戦以来、出場7戦ぶりの安打だ。

 母校はベスト4に進出。2人が届かなかった深紅の優勝旗も見えてきた。俊介は言う。「プレーで力を与えられたら。僕も勇気をもらっている。負けないように頑張りたい」。常に広陵魂を胸に秘める。負けるな、後輩。バットに込めた熱烈エール。共に戦っている。

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