大山5打点!七回トドメ3ラン、スタメン応える猛打ショー

 「中日4-10阪神」(18日、ナゴヤドーム)

 ルーキーの一振りが試合を決定づけた。阪神・大山悠輔内野手(22)が4号3ランを放ち、ビッグイニングを演出。3安打5打点と、脅威の7番打者が大爆発した。

 七回だった。糸井の本塁打で7-1とし、その後2死一、二塁で迎えた第4打席。カウント1-1からの3球目をフルスイングで捉えると、打球は左翼席中段へ。7月27日のDeNA戦(甲子園)以来となる19試合ぶりの一撃で、点差をさらに広げた。

 一回にも先制点を奪った直後の好機で、2点適時打を放った。「点を取った後だったので、2点目、3点目が欲しかったところで、効果的な1本だったと思う」とこの場面を振り返り、三回には左前打をマーク。「本当に楽しみですね。(自信を)つけていいと思うしね」と金本監督。10日・巨人戦(東京ドーム)以来、プロ2度目の猛打賞の活躍に目尻を下げ、成長を手放しで喜んだ。

 練習に貪欲だった。シーズン序盤。2軍でプロ野球選手としての土台を作り上げていた時期、チーム本隊には帯同せず、残留組になることも多かった。それでも「(選手の)人数が少ない分、いっぱい打てるので」と前向きに取り組んだ。その姿勢は、1軍に上がってからも変わらない。連日の早出特打。そして、その後の打撃練習でも人一倍ティー打撃から時間をかけ、バットを振り込んでいる。

 全ては大きな舞台で、最高のパフォーマンスをするために。試合後は勝利を喜ぶと同時に、凡打した打席を反省した。練習にも、結果にも貪欲に。その思いが、大山の成長をさらに加速させていく。

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