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藤浪が帰ってくる 2軍で最終テスト合格!16日にも1軍

 5回1失点の力投を見せた藤浪(撮影・田中太一)
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 「ウエスタン、阪神5-3広島」(10日、倉敷マスカットスタジアム)

 2軍で再調整を続けてきた阪神・藤浪晋太郎投手(23)が10日、ウエスタン・広島戦(倉敷)に先発し、5回を4安打1失点に抑えた。最速156キロで奪三振3、与四球2。再昇格前、最後のテスト登板で好投し、掛布2軍監督も「ここ(2軍)でやることは終わった」とGOサインを出した。早ければ16日の広島戦(京セラドーム)で1軍復帰する。

 雨が降っても制球は乱れなかった。打ち取ってグラブを叩く。一時中断でも心は乱れなかった。再昇格前、最終テストと位置付けられた一戦で、藤浪が5回を投げて4安打1失点と好投。最速156キロの直球を軸に押した。不安一掃。1軍復帰が見えた。

 「いい球も悪い球もありましたが、全体的には粘れたと思います。悪くなかったです」

 攻守交代時には駆け足で、真っ先にグラウンドへと入った。投げることへの渇望、勝利への執念を体現した。二回、先頭の岩本にフルカウントから、内寄りの153キロを右翼席まで運ばれた。強まる雨脚。続く坂倉を空振り三振に仕留めた後、試合が一時中断した。

 10分間の空白で集中力を切らさず、再開後は高橋大を遊ゴロに抑えた。外のスライダーでバットを折ると、桑原は内の151キロで三ゴロに。「まだまだ納得いかない部分もありますし」。満足感はないが、前進はした。三回は1死後、ペーニャに全球直球勝負。155キロで空振り三振に斬るなど、明確な意図を持って打者と対した。

 約1カ月間のミニキャンプを経て、実戦復帰後5度目の登板。前回4日のウエスタン・中日戦でも5回を5安打2失点(自責点1)と上々の内容だった。試合後、掛布2軍監督は「あとは上(1軍首脳陣)がどう判断するか」と前置きした上で、昇格を示唆。「ここでやることは終わった。違うステージでらしさを出してもらいたいね」とGOサインだ。藤浪も前を向いた。

 「上の判断なので、僕からは何もないです。呼んでもらえたら頑張ろうと思いますし、呼ばれなければ2軍でまた頑張るだけなので。やるべきこともたくさんあります」

 四回、1死一塁で2度目の中断。再び11分が空いたが、後続を冷静に打ち取った。岩貞が2軍落ちし、この日はメッセンジャーが負傷交代するなど、厳しいローテ事情が藤浪を求む。順当なら中6日で17日・広島戦が有力だが、メッセの状態次第では16日・同戦での復帰登板もあり得る。救世主となれるか。苦難を乗り越え、戦列に帰ってくる。

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