阪神・福留の代打決勝2ランで3連勝 謙遜「狙って打てる技術ない」

 延長10回、勝ち越しの2ランを放ち、ナインとタッチを交わす阪神・福留
3枚

 「中日2-4阪神」(29日、ナゴヤドーム)

 阪神が今季5度目の延長戦で中日に競り勝ち、3連勝とした。延長十回、代打・福留が決勝2ランを放った。

 この回、先頭の大和が四球で出塁。続く梅野が3バント失敗で送れなかったが、主将のバットがミスを帳消しにした。九回から登板していた田島に対して、2ボールから3球目。外寄りの142キロ直球をフルスイングした。狙い打ちした打球は、右中間スタンド最深部へ。今季9号2ランが接戦に終止符を打った。

 この打席最初のスイングで仕留めた。ヒーローインタビューでもこのことに触れられたが「狙って打てるような技術はないので。思い切って振ろうとは思っていました」と謙遜していた。「なんとか後ろにつなごうと思って。思い切っていこうと思いましたけど」という気持ちは打球に乗せていた。

 蓄積疲労に加え、左投手の先発が続いたことから、3試合連続のスタメン落ち。21日ヤクルト戦(神宮)以来、出場5試合ぶりの一発で、安打もこの試合以来。「いいことじゃないですか。はい」と淡々と語った大ベテランは「一つでも多く連勝を伸ばせるようにまた明日、気持ちを切り替えてやりたいです」とチームの3連勝を喜んだ。

 メッセンジャーと小笠原の投手戦となった試合は六回、俊介の今季2号2ランで動いた。1死一塁で迎えた第3打席。フルカウントから内角低めのチェンジアップを、左翼スタンドまで豪快に運んだ。前日28日の同戦では3安打の活躍。2戦連続で中堅が意地を見せると、エース・メッセンジャーも力投で応えた。

 毎回のように三振を奪い、計8奪三振。6度連続の中5日登板で序盤から好投したが、暗転したのは2点リードの七回だ。3連打など4本の安打を集中され、2失点(自責1)。不運な打球もあったが、粘り切れなかった。11勝目の権利を目前で逃し、7回8安打2失点で無念の同点降板。試合は振り出しに戻った。

 それでも桑原、高橋、ドリスとつなぎ、苦しみながらも接戦を制した。延長戦はこれで4勝1敗と粘り強さを見せている。中日はこれで7連敗となった。

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