藤浪がフォーム修正のミニキャンプ「感覚取り戻す」反復練習で汗

雨が降る中、フォーム修正に取り組む阪神・藤浪(手前)と阪神・福原忍育成コーチ=鳴尾浜(撮影・田中太一)
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 阪神の藤浪晋太郎投手(23)が4日、鳴尾浜球場で投球フォームの修正に取り組む“ミニキャンプ”を開始した。2軍の遠征に帯同せず、残留組に加わっての練習。ポール間走やキャッチボール、ブルペンで傾斜を使って投げるなど、初日から精力的に汗を流した。

 「自分の感覚を取り戻すための反復練習をしていく」。キャッチボールでは投球間の距離を取って、リリースポイントを繰り返し確認。福原2軍育成コーチの助言を受けながら、反復してブルペンでも投球動作を修正した。投内連係やノックも受けた。

 5月26日のDeNA戦(甲子園)を最後に無期限2軍降格。プロ入り3度目の登録抹消で、故障が理由だった過去2回とは事情が違う。降格後は5試合に登板した。前回2日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)では、4回0/3を投げて7安打7失点。五回に頭部死球で危険球退場となった。

 降板後、藤浪は「メンタルどうこうより、フォーム的におかしくなったところを、自分で直せないことが第一」とし、「少年野球から今まで(ストライクを取るという)当たり前にできてきたことが、できなくなっている」と悩める胸中を吐露していた。

 これを受けて首脳陣の方針で、次回以降の登板予定を白紙に。約3週間、フォーム修正の時間を設けることになっていた。今後は鳴尾浜で調整を続けながら、今月21日からの同ソフトバンク3連戦(甲子園)で、再び登板させる方針が組まれている。藤浪は「(復帰は)1日でも早くとは考えていない。それよりも今はやることがあるので」と焦らず、徹底的に自分と向き合っていく覚悟を示した。

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