メッセンジャー粘投も報われず 「状態良かった」7回2失点も…
「中日2-0阪神」(29日、ナゴヤドーム)
試合後の阪神・メッセンジャーは悔しげに言葉を絞り出した。「安打も弱い打球。状態は良かった」。7回2失点で4敗目。9安打を浴びながら粘りの投球を続けた。無援に泣いた105球。エースでも連敗は止まらない。
初回だった。1死から荒木、大島の連打で一、二塁。続くゲレーロだ。2球で追い込んだが、ボールを挟んだ4球目。外寄りのカーブを左前に運ばれた。「粘って試合を作ってくれたけど」。香田投手コーチはねぎらった上で注文を付けた。
「厳しい言い方になるけど、点を取られなければ負けない。ランディに限らず、何とか先制点を与えない投球をね」。7連敗はいずれも先制を許している。今は攻撃陣が苦しんでいる状況。リーグトップの防御率を誇る投手陣が、粘って接戦に持ち込むしかない。