青柳、感謝2勝目 悪送球から初回2失点も粘って勝った!

 「交流戦、阪神4-2日本ハム」(3日、甲子園球場)

 自らの悪送球を引きずることなく、切り替えて投げ抜いた。5回2/3を投げて2失点。自身連勝で今季2勝目をマークした阪神・青柳は「勝たせてもらった。ゴロアウトが多かった中で、野手の方にしっかり守ってもらった」と感謝しつつ勝利の味をかみしめた。

 課題であるフィールディングが自身の足を引っ張ってしまった。一回無死一塁、犠打が目の前に転がった。一塁へ送球すると、大きくそれた。一、三塁とピンチを広げ、近藤に先制打を浴びた。さらに1死二、三塁からレアードに犠飛を許し、この回計2点を失った。それでも味方の援護に助けられ、勝利を得た右腕に金本監督は「あいつは勝ち運があるのかな」と笑った。

 青柳には心の支えがある。帝京大時代の同級生で、現在はNTT東日本でプレーする西村天裕投手の存在だ。大学時代からプロ注目の好投手。「すごいピッチャー。ぼくは2番手でしたから」と言う。かつてのエースは故障で大学からはプロ入りできず、社会人野球で頑張っている。

 5月29日には神宮球場へ足を運び、都市対抗野球の東京都第一代表決定戦で好投する西村投手の姿を目に焼き付けた。青柳は「絶対、秋に(プロに)入ってきますよ」と力説する。いつかまた、プロの世界で高め合う-。復活を遂げた盟友に、聖地で躍動する姿を届けた。

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