阪神・岡崎「やり返した」逆転V弾 プロ初アーチで前夜のスクイズ失敗を挽回

お立ち台でポーズを決める(左から)阪神・高橋、岡崎=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「交流戦、阪神4-2日本ハム」(3日、甲子園球場)

 阪神・岡崎太一捕手がプロ13年目での初本塁打。逆転決勝2ランで勝利をもたらしたベテランは、お立ち台で「サイコーです!」と絶叫した。

 1点ビハインドの四回だった。追い込まれた後、高めに浮いた変化球に食らいついた。打球は大きな弧を描いて、左翼スタンド最前列に到達。「わけが分からなかった」と、夢見心地でダイヤモンドを一周した。

 スタメン出場した前夜は、チャンスでスクイズ失敗。追加点を奪えずチームは逆転負けを喫した。「昨日の失敗を『絶対やり返す』という強い気持ちで」打席に入り、最高の結果へとつなげた。

 苦節13年目にしての初アーチとあって、直後には球場関係者が記念球を譲り受けようと、打球が吸い込まれたスタンドへ。無事ホームランボールを手渡されたという岡崎は「家族に見せたいと思います」と笑った。

 攻守でチームを逆転勝ちに導き、満員のファンに向かって「ヘタクソなんで失敗すると思いますが、やられたらやり返す気持ちで頑張ります」と宣言。金本監督も「今日の活躍が生涯最高で最後に…ならないように頑張ってもらいたい」と笑った。

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