対話路線で藤浪再生や!“お任せ”一転“自由規制”香田コーチが来季調整プラン披露

 阪神・香田勲男投手コーチ(51)が12日、来季に向けた藤浪晋太郎投手(22)の調整法について、自由を規制する“対話路線”で臨んでいく方針を示した。今年は春季キャンプから藤浪本人に任せていたが、終わってみれば7勝11敗という不本意な成績に。これまでの“お任せ調整”から一転し、意見を交わしながらのメニューで再スタートを切らせる考えだ。

 すべてを任せきりにはしない。藤浪本人の考えを尊重しながらの“対話路線”が再スタートへの道しるべだ。

 「自由という形ではなくて、いろんなことを話し合いながら。何か(調整の上で)制限もあるだろうし、彼の意見もあるだろうし」。この日、甲子園クラブハウスを訪れた香田投手コーチが披露した“藤浪再生プラン”。今季のような放任ではなく、意見を重ねながら土台作りに着手する。

 まずは、春季キャンプから藤浪との二人三脚で最善の道を探っていく。香田コーチは「われわれも彼と一緒にいろんなことを見いだせるようにやっていきたい」と説明。場合によっては半ば強制的にコーチ陣からメニューを課すこともありそうだ。

 反省はつぶしていく。藤浪の調整法については、以前から金本監督も見直しの必要性を口にしていた。

 象徴的だったのは、自己ワーストとなる1回7失点を喫した8月30日・中日戦。一塁ベースカバーを怠りベンチで福留から注意を受けた試合後、指揮官は「しっかり今のうちにいろんな教育というか。それはチームとしてやっていかないと」と指摘。今回の“対話路線”は将の考えとも合致する。

 借りは返す。現在、レンジャーズ・ダルビッシュとの合同トレに参加している藤浪。香田コーチは「(本人も)このままではいけないと分かっていると思う」と、レベルアップを図る姿勢を評価する。周囲から吸収した声を必ず進化への礎とする。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス