福留V撃 頼れる4番や!2戦連続先制打「野手が何とかしないと」

 「巨人0-6阪神」(7日、東京ドーム)

 崖っぷちで勝負強さが際立った。自力優勝消滅の危機を救う決勝打。阪神・福留が3連敗ストップへの突破口を開いた。

 初回1死から鳥谷、江越が連続で四球を選んで一、二塁。「相手がくれたチャンスだったから、何とか打ちたいと思っていた。カウントを取りにきたところを狙った」。

 カウント1ボールから、高木の外角カットボールを芯に乗せた。左中間を破る2点適時二塁打。先発のルーキー・青柳を後押しする2試合連続の先制打となった。

 「(先発は)青柳だったけど、若い投手うんぬんではなくて、最近は投手が頑張ってくれているから。野手が何とかしないといけないと思っていた」

 6月25日・広島戦で日米通算2000安打を達成。球史に名を刻んだが、今も1本の安打に対する考え方は変わらない。

 「1年間プレーして、100本以上ヒットを打っても納得できるヒットは10本ぐらい。きれいに打とうとし過ぎる選手が多い。3回振ってベンチに帰ってくるぐらいの気持ちでいいんだよ」。形や内容よりも結果を重視するのは、何よりも勝利を求めるから。どんな時でも勝利につながる安打を狙っていく。

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