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金本監督「バッターとして恥」若虎一喝

 8回、空振りし悔しがる原口(撮影・田中太一)
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 「阪神0-3DeNA」(30日、甲子園球場)

 超変革を掲げる今シーズン、これほどまでの完敗はあっただろうか…。阪神はDeNA・久保康に3安打しかできず、今季5度目の完封負けを喫した。金本知憲監督(48)は、同じようなボール球にバットが空を切る若虎を「バッターとして恥」と一喝。これで5位転落となったが、7月は必ず反攻する。

 今季最短、2時間21分で幕は下りた。金本監督はふ~っと息を吐いてパイプ椅子に腰掛けると、「遊ばれとったね」と無理に笑顔をつくった。

 「う~ん、なんて言うのかな…。もう遊ばれてるだけ。(選手は)ベンチから見ていても分かると思うんだよね、どのボールに気をつけなければいけないのか…」

 久保康はマウンドで何度も白い歯を見せていた。憎らしいほど余裕の笑みを浮かべ、スイスイと投げ込んできた。遊ばれた。そんな表現がぴったりの3安打完封負けの惨劇は、疑いようのない今季ワーストの内容。甲子園に罵声とため息が混在した。

 「打撃コーチも対策としていろいろ指示も出しているし…。何て言うのだろう…。同じボールを3球で終わるというのはバッターとして恥。1軍のバッターじゃないよね。ただ真ん中だけを狙ってそれを気持ち良くカーンと打とうなんて、それはね…。投げてきませんよ、そこには。コーナーを突いて高低を使ってくる投手に対してコントロールミスばっかり狙ってね…」

 指揮官が完全に言葉をなくしたのは八回。原口が外の変化球を3球連続空振りすると、北條の安打後、中谷が外の変化球に3度、空を切り、代打・江越も同じような軌道の沈む変化球に3球空振り三振。ベンチを出た金本監督の顔には「お手上げ」と書いてあった。

 五回まで元同僚の右腕に完全投球を許し、六回にようやく北條が内野安打で反撃ののろしを上げたものの、中谷は外角低めの変化球を打ち上げ一飛。2死後、高山もフォークを打ち上げ一飛。四回攻撃前の円陣、片岡打撃コーチの指示は「低めを我慢して、高めを狙っていけ」。笛吹けど、これほどまでに踊らずでは打開の糸口を探す以前の問題だ。

 この敗戦が今後の起用に影響するかと問われた指揮官は、それでも「じゃ誰(をスタメンで)いく?調子を考えて、現状のベストを選んでいるつもりだし…」。悩ましげにそう語るしかなかった。

 最短なら3日にも自力優勝が消滅するが、指揮官は「そんなもんすぐに復活するよ」と語気を強めた。6月は8勝14敗でフィニッシュ。膿(うみ)を出し切り、挽回の7月へ。果たして虎のツキは変わるのか…。

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